岡山タナゴ釣り紀行・秋 ~足守川水系水路群~
二級河川足守川水系は、夏の時期は王者カネヒラが君臨している。
春と秋に関してはやはりヤリタナゴが主役となる。そしてシロヒレタビラが影の主役だ。
まだカネヒラの婚姻色に間に合うだろうと通称「楽園水路」へカネヒラ釣りに。
しかし少し遅かったらしくカネヒラの姿は無い。仕方ないので新規水路の開拓にいく。
雰囲気のある水路発見。ただブラックバスの若魚が目視できる。それも大量にだ。
同時に丸っぽい魚影のヒラ打ちも見えるため、試しに竿をだしてみる。
私は基本、運が良い。カネヒラの色付き新子が釣れてくる。さらにヤリタナゴも多い。
おまけに期待してなかったシロヒレタビラまで釣れてしまう。
強い引きで色付きの成魚カネヒラまで釣れてしまった。やはり私は運が良い。
たまにブラックバスがウキをめがけてアタックしてくる。餌は無視。あくまでもウキだ。
この幸運に気持ちを良くして釣っていると、対岸に若者の乗る自転車が止まった。
突然、私の目の前にルアーを投げ込む。バサーだ。おいおい挨拶もなしにそれかよ。
と思ったが、その若者の見た目がジャイアンそのものなので、何も言えず。
志半ばで竿を納める。運が良いのか運が悪いのか。また来てみよう「ジャイアン水路」に。
別の水路へやってきた。こちらでは型の良い色付きカネヒラがあがってくる。
釣れる絶対数ではやはりヤリタナゴが多い。忘れられがちなアブラボテも釣れる。
そして秋らしく、影の主役シロヒレタビラがちょくちょく顔を出す。
小型の個体が多いようだが、透明感があって美しい。
足守川水系の秋らしい釣果となった。カネヒラは徐々に繁殖地へ移動してるようだ。
ヤリタナゴが最も多く、次いでシロヒレタビラが多く釣れた。
年中数が釣れる印象がある足守川水系だが、最も数があがるのは秋だ。
ヤリタナゴの食欲が半端ない。シロヒレタビラとアブラボテも多く釣れる。
それに居残り組のカネヒラが加わるといったかんじ。
足守川水系は今年も状態は良さそう。冬が訪れるまでまだまだ楽しめそうだ。