夏のシロヒレタビラ
ひょっとするともう梅雨は明けているのではないだろうか。曇ってはいるがかなり暑い。
梅雨が明けると一つだけ困ることがある。シロヒレタビラに出会えなくなることだ。
猛暑の季節が訪れて水温が一気に上がると、シロヒレタビラは深みに移動してしまう。
7月中旬なので暦の上では真夏なのだが、ぎりぎり梅雨のおかげで水温は低いままだ。
そんな季節に追われるようにシロヒレタビラを探しに出掛けてみた。
まずは足守川本流でカネヒラ祭りを堪能する。
まだ川の濁りはとれていないのだが、なんとかカネヒラ祭りと呼べるレベルで釣れる。
ヤリタナゴも負けずと釣れてくる。おまけで小さなシロヒレタビラまで釣れた。
そこそこ楽しめた。お次は用水路でシロヒレタビラを探す。
水路もまだ濁りが酷い。しかし竿をだすとすぐに綺麗なヤリタナゴが釣れてくる。
これが噂の「足守レッド」だ。まだぎりぎり楽しめる美しさ。
カネヒラやアブラボテも当然のように釣れる。濁っていてもおかまいなし。
そして探していたシロヒレタビラがあがってきた。まだまだ婚姻色も健在だ。
その後もヤリタナゴやシロヒレタビラが気持ち良く釣れ上がる。
婚姻色もまだなんとか保っている。これから次第に薄れていくのだろう。
ヤリタナゴとシロヒレタビラの婚姻色が薄れた頃、今度はカネヒラが色づいてくる。
自然ってよく出来ているなと感心する。
春から夏にかけて色艶やかだった川。夏から秋にかけてそれらの色が落ちていく。
それでは寂しかろうと神様はカネヒラを秋産卵にして体に綺麗な色をつけた。
全部神様の仕業だ。きっとそうだ。
このブログが日本屈指の不人気ブログなのも神様の仕業に違いない。