岡山タナゴ釣り紀行・夏 ~高梁川水系水路群、その二~
この高梁川水系水路群は国内屈指の豊かさを誇っている。岡山県の宝だ。
梅雨明けから晩秋までがその最盛期。この時期ならばどこで釣ってもタナゴは釣れる。
これは決して大袈裟ではなく、入れ食い状態かどうかは別として、とりあえずは釣れる。
まずは「ヤリの谷水路」での釣行。晩秋頃は大人のヤリタナゴで賑わう水路だ。
当然のようにヤリタナゴは釣れるのだが、今の時期はやはりカネヒラが多い。
季節はずれのシロヒレタビラも1匹だけあがった。後はタイリクバラタナゴ。
夏の時期はまだヤリタナゴは若魚が多い。最盛期の晩秋まであと何度か楽しめそうだ。
お次の水路はブルーギルとカネヒラが多い、通称「ギルカネ水路」。一年ぶりの釣行。
やはりいきなり釣れてきたのは青い悪魔ブルーギル。続いてカネヒラも釣れる。
ブルーギルがカネヒラと同じ程度釣れてしまうというかなり厄介な水路。
どうしてもブルーギルに針を持って行かれる。それが嫌であまり足が向かない水路だ。
でもそこそこ釣れる。ヤリタナゴや綺麗なタイリクバラタナゴも釣れた。
お次は浅めの水路。カネヒラの婚姻色が目視できる、通称「ピンひら水路」。
こちらも一年ぶりの釣行。水路脇からピンクのひらひらが確認できる。それを狙い撃ち。
するとカネヒラが気持ち良く釣れてくる。綺麗な個体が多い。
ヤリタナゴもそこそこ釣れる。季節はずれのシロヒレタビラもあがってきた。
それぞれの水路、なかなかの釣果だった。やはり夏は水路の季節だ。
この豊かな高梁川水系水路群では二級釣り師でもたくさんのタナゴが釣れてしまう。
岡山県の宝でもあるが、日本の宝といっても差し支えなかろう。