タナゴ釣りは調査釣行に始まって調査釣行に終わる

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カネヒラ(高梁川水系産)

用水路の遡上調査。半年以上ぶりのブルー水路。増水ぎみ。濁りも酷い。

元々外道がやたらと多い水路なのだが、やはりオイカワやモツゴばかりが釣れてしまう。

そんな中でカネヒラが釣れてくる。外道を二匹捌くとカネヒラが釣れるといったかんじ。

これを祭りと呼ぶのはどうか。でもカネヒラの遡上は確認できた。

他に一匹ずつヤリタナゴとアブラボテが釣れる。ぼちぼち遡上しているようだ。

 

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カネヒラ・ヤリタナゴ・アブラボテ(高梁川水系産)

一時間ほど釣ってみたが、結果的にカネヒラはそこそこ釣れた。

外道に邪魔されなければ祭りになるところだった。それくらい外道が多い水路だ。

晩夏頃からこれにブルーギルが加わり、晩秋頃からさらにフナが加わる予定だ。

そして真冬にアブラハヤが大群で押し寄せ全てを連れ去ってしまう。

これがブルー水路の一年だ。誰も興味がなく誰も得しない豆知識。

お次は倉敷川の調査に。

 

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カネヒラ(倉敷川水系産)

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ヤリタナゴ(倉敷川水系産)

数日前の時点で他の水路にはまだ大人のヤリタナゴが遡上していなかった。

ということはヤリタナゴはまだ倉敷川にいるはず。

その読みどうり、倉敷川ではカネヒラ祭りとヤリタナゴ祭りが合同開催中だった。

その数を競うようにカネヒラとヤリタナゴばかりが釣れまくる。

黄身練りでもグルテンでも入れ食いで釣れ上がる。まさに祭り状態。

 

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タイリクバラタナゴ(倉敷川水系産)

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カネヒラ・ヤリタナゴ・タイリクバラタナゴ(倉敷川水系産)

昨年のデータでは梅雨明け二週間後には各水路にタナゴや外道が勢揃いしていた。

ということは今年もそろそろ倉敷川から水路へとヤリタナゴたちが遡上するはずだ。

まずは梅雨時にカネヒラの若魚が先陣をきって遡上を開始する。

そして梅雨明けと同時にヤリタナゴや外道たちが満を持して遡上する。

そうなると本格的な夏が到来する。

夏は用水路の季節。用水路大国の岡山県の季節だ。