梅雨の晴れ間の高梁川でタナゴ釣り
ここ最近、他水系で釣ることが多く、古女房の高梁川がやきもちを焼いているという噂。
ならば久々に高梁川を満喫してみましょう。その前にお隣の溜川水系の調査。
厳密には溜川水系は高梁川水系の一部だ。相変わらず水は汚く濁っている。
溜川(の池に見える部分)の近くで30分ほど調査釣行。
今までにカネヒラとタイリクバラタナゴの生息は確認されていた。
まずはタイリクバラタナゴが釣れてくる。婚姻色が美しい。
続いてお初のヤリタナゴがあがってきた。やはりいましたか。どこにでもいる魚だ。
これで3種の生息を確認。最後にデカバラが釣れたところで調査終了。
高梁川本流にやってきた。岩場を何か所か巡ってみる。
竿をだすと当然のごとくアブラボテが釣れてくる。普段と変わらない高梁川の風景。
アブラボテしか釣れそうにないので早々に場所を移動する。
お次のポイントで竿をだすと、いきなりシロヒレタビラがあがってきた。
このポイントでは、高梁川本流では少数派のヤリタナゴも釣れた。
シロヒレタビラがもう一丁あがったところで終了。
まだ今年はカネヒラ祭りは始まっていないようだ。護岸にまだついていない。
基本シロヒレ狙いで沖の深みにエサを流しているせいでもあるか。
とりあえずシロヒレの婚姻色を拝めたので大満足。場所を移動する。
最後のポイントは完全な「ボテ祭り」状態だった。延々とアブラボテだけが釣れ続ける。
唯一カネヒラの幼魚が間違って針に乗ってきたのだが、別種はこれ1匹だけ。
もう完全に意地になっていた。
シロヒレがあがったら帰ろうと心に決めて半泣き状態でボテを捌き続ける。
ボテの食い意地が勝つか、おっさんの釣り意地が勝つか。
勝利の女神はおっさんに微笑んだ。待ちに待った心地良い引き。竿をあげる。
綺麗なオスのシロヒレタビラがあがってきた。
大満足。とっとと竿を納める。なかなか手厳しい高梁川だった。
「古女房がやきもちを焼いているから」というのでやって来たわけだが、苦労させられた。
やはり古女房というものはどこの世界でも、手強い相手ということなのだろう。