タナゴールデンウイーク本格的にスタート。いきなり祇園用水で躓く。

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タナゴールデンウイークが始まったらしい。となれば急ぎ祇園用水に行かなければならない。

というのも、聖地祇園用水は人気スポットすぎて、GW中は県内外から釣り人が訪れる。

だから早い時期に行かないとタナゴがスレてしまって釣りにならなくなる。

急いでいるわりには、昼下がりにのんびりと出発、バイクで旭川方面に向かう。

狙いは正解か?なんと、誰も居ない。貸し切り状態ではありませんか。なんという幸運。

 

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さっそく竿をだす。相変わらず良い雰囲気。ゆっくりとした極上の時間が流れる。

だが、釣りの方もゆっくりとしていた。10分で1匹のペース。ゆっくりすぎ。

透明度が高いので魚の姿は丸見えなのだが、落ちてきたエサを確認だけして食わない。

これは「グルテン焼け」ではないのか?それともスレまくっているのか?

困ったぞ。こんな姿をもしターナ法王にでも見られてしまったら、必ずこう言われる。

それはね・・仕掛けっ。うん。仕掛けだと思う。あと・・ヘタっ。うん。下手だと思う

辺りを見回す。誰かが近づいてくる。もしや・・。違った。あれは祇園の主さんではないか。

 

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約一年ぶりの再会だった。祇園の主さんは覚えておられない様だったが私は覚えている。

一年前に激流の祇園用水で涙目の私にシロヒレタビラをくださったベテランの釣り師だ。

挨拶をして、いろいろとお話を聞かせていただいた。

どうやら既に県内外から毎日のように釣り人が訪れ、完全にスレて釣れない状態らしい。

さらに祇園用水も旭川本流も例年よりかなりタナゴの姿が減っているとのこと。

私は、結局4匹しか釣れなかったので、場所を移動して旭川本流へ行くと伝えた。

旭川本流もかなり渋いので、ちょこちょこ場所を移動しながら探るといいよ」

と教えて下さった。祇園の主さんに別れを告げて旭川本流へ向かった。

 

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久々の旭川本流だ。どうやら旭川高梁川と違ってロックダウンされていないらしい。

河川敷はかなりの人出だ。キャンプする人、カヌーを漕ぐ集団、釣り人、犬人など。

下流部から上流部までいろいろと探索する。どこも魚影は見えない。

ようやく魚影を見つけた場所で竿をだすも木々が邪魔で釣りにくい。

あげくに、木々に仕掛けを引っ掛けてしまい、しばし格闘。心も折れかかる。

 

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さらに場所を移動して、犬人たちのそばで竿をだす。

やっとのことでアサヒボテが釣れてくる。嬉しいような嬉しくないような。複雑な心境。

しかも、この後が続かない。私は心が折れやすいので有名だ。西日本一だと思う。

すっかり心は折れてしまった。涙をグッとこらえアサヒボテ1匹だけのバケツを撮影。

何気に後ろを振り返ってみる。犬散歩人たちがワイワイと笑っている。

おそらくこんなかんじだろう。

犬人A「おい見てみろ。あのおっさん。魚一匹だけなのに大切に撮影してるぜ」

犬人B「まじで?一匹?嘘でしょ?ありえないわ」

犬人A「まじまじ。俺見てたもん。あいつ一匹しか釣ってね~し」

犬人C「泣いてんじゃね?たぶん泣いてるし。犬けしかけてみようか?」

犬人B「やめときなさいって。ガチで泣くよあのおじさん」

 

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たった一匹だけの撮影会。グッと涙をこらえ後片付けを始める。ついてない一日だ。

ふと気配を感じて背後を振り返る。

犬が私のそばにやってきており「ハァハァ」なんてやっている。

「○○ちゃ~ん。そっちはダメよ~。こっちきなさ~い」なんて呼ぶ犬人。

そそくさとバイクに跨る私。頬をつたう涙。急ぎ出発しようとしてエンストする。

ここで私の記憶は途切れている。

 

次に気がついたら自宅だった。このブログを書こうと思いサイトを開くとコメントが。

貴重な読者さんから。旭川本流で爆釣りしたとのこと。しかもイチモンジタナゴまで。

ということは、私の今日のついていない一日は・・ただの実力不足だったことが判明。

祇園の主さんも哀れな私を見て気を遣って「スレてるよ」なんて言ってくれたようだ。

やはり、私には一級河川旭川は荷が重いということ。

 

なるほど。一級二級とはそういう意味か。

釣りの腕が二級なのだから二級河川で釣れということだろう。

二級釣り師の私には、倉敷川小田川足守川笹ヶ瀬川などの二級河川がお似合いだ。

とすると、高梁川はどうなるのか?釣ってはいけないということだろうか?

明日、国土交通省に電話して、高梁川の扱いを二級河川に下げれるかどうかを、

問い合わせてみたいと思う。