ロックダウンされた高梁川とステイリバー週間

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天気予報は外れ、昨日と打って変わっての曇り空。しかも風がかなり強い。

こんな日は東京のようにステイホームが正解なのかもしれない。

しかし、私はステイリバーを選択した。川が呼んでいる。川が私を呼んでいるのだ。

車を走らせる。高梁川へ行ってみようじゃないか。

 

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高梁川はロックダウンされていた。河川敷に降りる道が封鎖されていた。

もしや私が以前書いた、アブラボテ大量発生のためのロックダウンだろうか?

看板を見てみる。「コロナウイルスの感染予防のため」と書かれていた。

そりゃあそうでしょうね。アブラボテ大量発生のせいだったら毎年封鎖しなきゃならない。

 

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封鎖といってもいい加減なもんで、全箇所じゃないようだ。家族連れが訪れそうな箇所だけ。

結局、高梁川の河川敷で竿をだすことができた。まだやや増水ぎみで釣りにくい。

竿をだすとさっそく釣れてくるのはアブラボテだ。

さらにシロヒレタビラのメスも釣れた。熟した大きめの個体だった。

 

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そして、高梁川の宝石が釣れ上がる。婚姻色バリバリのオスだ。

やはりシロヒレタビラのオスはこの時期の高梁川では別格の美しさ。

しばし見とれる。早々にシロヒレタビラが釣れてしまったもんだから拍子抜け。

やや増水ぎみで釣りにくいので、ここらで竿を納めることにした。

 

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シロヒレタビラのペアと後はアブラボテだった。

場所を移動したい。倉敷の市街地を久々に探索してみようと思い立った。

倉敷の市街地の用水路などを覗いてみる。さすがにまだ魚影は無かった。

では倉敷川などを見てみよう。どこもかしこもバス釣りの人達で賑わっていた。

 

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やはり、東京は「ステイホーム」らしいが、岡山は「ステイリバー」なようだ。

確認できただけで30人以上のバサー達がステイリバーしていた。恐るべし岡山。

パトカーが通る。「コロナウイルス感染予防のため外出の自粛を~」なんて放送している。

直後に別の車が通る。「本日は倉敷市長選です皆さん投票に行って~」なんて放送する。

愉快な街「倉敷」。そんな愉快な街の片隅の水路で竿をだしてみた。

 

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この水路を選んだのはヌートリアが泳いでいたのを偶然発見したからだ。

ヌートリアがいるなら魚もいるだろう。こんな街中にもヌートリアがいる倉敷。

意外にもこれが正解だった。すぐにアタリがある。ヤリタナゴが釣れ上がる。

小型から中型サイズくらいが多そうなので、仕方なく苦手な極たなごに針を替える。

 

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苦手な針でぽろりぽろりと魚を逃がしながら、それでもヤリタナゴが釣れ続ける。

ほぼ入れ食い状態。釣れ上がる確率は低いが、アタリは連続でやってくる。

良い水路だ。ヌートリアの導き。さしずめ「ヌー水路」といったところか。

釣れ上がった瞬間、ちょっとした異変に気付いた。これはシロヒレタビラのメスだ。

 

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倉敷の普通の用水路なので当然ヤリタナゴばかりだろうと思い込みながら釣っていたのだが、

シロヒレタビラも少数派ながら存在する水路みたいだ。

しかしながら、釣れ上がった瞬間にちょっとした違いが判る男。しばし自画自賛

さらに、最も苦手で、最も釣れた時嬉しい、小さな小さなバラタナゴが釣れ上がる。

 

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私も上手になったもんですよ。バラタナゴが釣れるなんて。夢心地ですよ。

シロヒレタビラとバラタナゴの集合写真をパシャリ。

かれこれ私がタナゴ釣りを始めてちょうど一年になる。昨年の4月末が最初だ。

少しくらいは上達したんじゃなかろうか。極たなごの針だけは未だに苦手だけれども。

 

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ヤリタナゴの集合写真をパシャリ。約50匹近く釣れた。

しかも極たなごの針を使ってこれですよ。名人だったら200匹以上釣れる計算だ。

なかなか楽しめたのでここらで終了。普段よりはやや空いている道路を走る。

 

車内を流れるFM岡山では謎の「シカゴプードル」という集団の番組が始まった。

必要以上に鼻にかかった喋り方をするので耳障りが悪い。もう生理的に受け付けない。

なんとか放送終了まで事故らずに耐えた。なんとかしてくれFM岡山。

その直後、今度は恒例の武井壮のクソ番組が始まった。NHKFMに慌てて替える。

それ以降は記憶がない。