春が訪れた足守川でタナゴ釣り
今日は一日中雨が降っている。タナゴ釣りには行けないので昨日の記事の続きを書く。
さて。高梁川でタナゴ釣りをした私は、その後、調子に乗って足守川の調査に向かった。
私はすぐ調子に乗る。子供の頃からの悪い癖だ。おっさんになっても治らない。
小学校の時の通知表に必ず「すぐ調子に乗る悪い癖があります」と書かれていた。
小学校四年生の時の担任には特に嫌われていたので、通知表に、
「調子に乗る悪い癖が治らないのであれば転校を考えてもらうことになります」
と書かれていて、それを読んだ両親が三日三晩泣き続けたという苦い思い出がある。
そんな私が調子に乗って足守川水系の調査に向かったわけだ。
しかし、魚影が見える水路が見当たらず迷走する。やっと小魚を見つけた水路を調査。
チビボテが2匹だけ釣れた。まだ足守川には春は到来してないのだろうか。
少し移動して水草のある澱みにエサを流してみた。しばらくは無反応。
しかし、突然強い引き。竿を上げる。赤い魚が上がってくる。ヤリタナゴだ。
なんだなんだ。足守川水系にもちゃんと春は到来しているではないですか。
二三週間前に足守川をちょっと覗いた時は生命反応が無かったのだが、これで安心だ。
さらにヤリタナゴが釣れてくる。こちらも水面に上がってきた時には真っ赤なオス。
一番上の画像と同じ個体なのだが、元気が良く、カメラ目線での撮影となった。
さらに水面から真っ赤で大きなヤリタナゴが釣れ上がってくる。釣れてすぐはかなり赤い。
この赤が春の訪れを告げる色だ。調査に来たかいがあった。
今回ばかりは私のすぐ調子に乗る悪い癖が吉とでた。捨てたもんじゃないですよ。
小学四年の時の意地悪な先生に報告してやろう。
このころから徐々に日が傾いてくる。やや明るさが落ちる。ということは・・。
心地良い引きでシロヒレタビラが釣れてくる。綺麗なオスだ。
これはもう完全に春到来だ。ヤリタナゴとシロヒレタビラが戻ってきた。
しかも綺麗な色付きで戻ってきた。おそらく色付きのバラタナゴもいるのだろう。
私の竿には滅多にかからないが赤いバラもいると思われる。
何匹かメスのヤリタナゴを挟みながら、再びシロヒレタビラが釣れてくる。メスだ。
日がだいぶ傾いてきたがにやけ顔で釣りを続ける私。
遠くから暴走族の奏でる爆音が聞こえてくる。しかも一台だ。周囲を威圧しながら走る。
周囲には田畑が広がり、農家のおっさんくらいしか居ないのだが、暴走族は走る。
岡山はヤンキーの国と呼ばれている。だからどんな田舎でも暴走族は走っている。
暴走族に見つかったら怖いので隠れるようにして釣りを続ける。
最後に再び心地良い引きでシロヒレタビラが釣れてくる。美しいオスだった。
暴走族にオヤジ狩りされないうちに、ここらで竿を納めることにした。
シロヒレタビラとオスのヤリタナゴを集めての記念撮影。
こうやって見ると春がやってきた感じが伝わってくる。長い冬は終わったのだ。
これからは釣れる場所が徐々に増えてくることだろう。
冬の間は釣る場所が限られていて大変だった。タナゴ釣りの季節が戻ってきた。
すっかり日が傾いてしまった。調子に乗って釣りすぎてしまったようだ。
しかし、大満足で車を走らせる。良い一日だった。
土曜日の日暮れ時、FM岡山では広島出身のゴリラ姉妹の番組が放送されている。
とても面白くない番組だ。普段ならハンドル操作をミスりそうになるくらいつまらない。
でもこの日は気分上々で運転していたので、なんとか無事に家までたどり着けた。