高梁川ではアブラボテのクラスターが発生していました
そろそろ高梁川でもタナゴが釣れるのではないかということで調査に行ってきた。
冬場の高梁川では魚たちが深みに潜って越冬しているため岸辺からでは釣りにならない。
だいぶ暖かくなってきたので岸辺の浅瀬に魚たちが戻ってきている頃ではないだろうか。
なるべく人と会わないように貸し切り状態の岸辺に向かう。
やや濁っているので魚影は確認できないのだが、さっそく竿をだしてみた。
するといきなりアタリがあった。しかもエサに喰らい付くかんじのアタリ。彼らだ。
高梁川では数か月ぶりのアブラボテが釣れてくる。そこそこデカい個体だ。
その後もほぼ入れ食い状態で型のいいアブラボテが連続して釣れ上がる。
これはもう高梁川でアブラボテのクラスターが発生してしまっているに違いない。
恐れていた事態が起きてしまったのだろうか。
同じポイントで、最初の個体の濃厚接触魚たちが続々と釣れ上がる。
このクラスターに関しては都知事の会見が詳しい。以下、都知事の会見を引用する。
「アブラボテが高梁川で多数発生したことを受けまして、皆様方に報告を申し上げると共に、
高梁川流域の皆様にご協力をお願い申し上げたく存じます」
「本日新たに高梁川で確認されましたアブラボテは計32匹に存じます」
「この内訳は32匹全てが同じ場所でのクラスターであると確認されたことと存じます」
「このまま推移しますと、アブラボテの爆発的増加、いわゆるオーバーシュートと
呼ばれていますが、これを防ぐためには皆様のご協力が重要であると存じます」
「専門家会議の報告によりますと、一度アブラボテの爆発的な増加が起きてしまいますと、
今後、晩秋までアブラボテが大量に発生し続ける可能性が高いと存じられています」
「このままの状態が続きますと最悪、高梁川をロックダウンせざるをえなくなると存じます」
「岡山県のヤンキーの皆様方におかれましては、高梁川河川敷での、爆竹の自粛、
ロケット花火を釣り人に向けて飛ばす行為等の自粛を検討していただきたく存じます」
「岡山県の三大祭りに関しましては、西大寺裸祭り、桃太郎裸祭りは着衣を着用での開催。
草彅剛全裸祭りに関しましては本人の強い希望により、全裸のまま、無観客での開催。
とさせていただきますように、それぞれご理解のほどお願いしたいと存じます」
「改めて、今の高梁川の状況がどういう状況であるかということを一言で表しますと、
アブラボテ大量発生の重大局面と捉えていただきたいと存じます」
「存じ、存ざれ、存ぜぬならばと存じていただきたく存じます。どうぞお願いいたします。」
以上、都知事の会見をお送りいたしました。
高梁川にやっと春がやってきたのだろうか。ものの一時間ほどで32匹も釣れた。
全部アブラボテだ。なんだか懐かしい高梁川の日常。
あまりにもあっさりと釣れてしまったので、気分を良くした私は、場所を移動して、
高梁川の別のポイントの調査に向かった。
それを書くとさらに長くなるので、次の記事にしよう。また明日にでも。