秋深き隣はヤリを釣る人ぞ

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ここ数日体調がすぐれなかったのだが、どうしても釣りをしたくなった。

昼下がりから準備してのっそりと川へ向かった。高梁川の様子を見てみる。

やや増水ぎみ。家族連れが何かを釣っているみたいだったので移動する。

倉敷市内の用水路に行く。少しだけブルー水路を視察。

 

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ここも増水濁り中で釣りにくそうだった。が、せっかく来たのでブルーを釣る。

短時間だったが、4匹のブルーを釣りあげることに成功した。

いつもこのブルーたちは近くの草むらに捨てる。でも、翌週に来ると無くなっている。

今日その謎が解けた。一匹の野良猫が草むらの向うからじっとこっちを見ている。

 

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その可愛らしい野良猫は、私が釣りを始めると草むらの近くに座り、その時を待つ。

私がご馳走をそこに捨てることを学習しているのだ。なんと愛くるしい猫だろうか。

今日もその猫はご馳走にありつけた。銜えて巣に運ぶ。

ちなみにブルー以外はシロヒレタビラが1匹だけ釣れた。これは猫にはあげない。

 

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場所を移動する。細めの用水路にやってきた。水量もほどほどで透明度もある。

魚影はそこそこあるのだが、小さめの個体が目立つ。

さっそく竿をだすが、釣れてくるのは小さめのヤリタナゴが多い。

 

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たまに大人のヤリタナゴも釣れてくる。これはオスと判る個体。

その後もヤリタナゴばかりが釣れる。別種は唯一アブラボテが釣れた。

秋が深まるにつれてヤリタナゴ率が高くなってきた印象。

 

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ヤリタナゴをさばいていたら珍しくカネヒラが釣れた。

オスなのだが婚姻色がかなり薄い。恋愛のシーズンに乗り遅れた個体だろうか。

人間の世界でも、学生時代とかに周りが恋愛に夢中になっているのに、我関せず、

鉄道の話ばっかりしていた奴が居たが、きっとそんな感じのカネヒラだろう。

 

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一時間ほど釣ってみた。そこそこ釣れたと思うが、ほとんどがヤリタナゴだった。

ここらで終了。倉敷名物右折渋滞に巻き込まれながら家路につく。

ほんとうに倉敷市民は右折が大好きだ。おそらく、右折をするために運転をしている。

ひょっとすると、右折をしたいがために自動車を購入している可能性もある。

信じたくはないが、倉敷の自動車学校では右折しか教えてくれないのかもしれない。

そんなことを、右折渋滞に巻き込まれながら、考えていた。