政府主催のタナゴを見る会は来年も開催される予定です

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天気の良い中、珍しくスーツにネクタイ姿で倉敷に向かう。

政府主催の「タナゴを見る会」の招待状が届いたからだ。会場は倉敷市内の用水路。

安倍晋二事務所からの招待状だ。後援会にも入っていないのにいいのだろうか。

昨日倉敷のホテルで夕食会があったらしいが五千円払いたくないので断った。

 

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調べてみるとどうやら各界において功績、功労のあった人が招かれるらしい。

日頃の外来魚駆除活動が評価されたのだろうか。得意顔で用水路に向かう。

ブルー水路に行ってみた。タナゴを見る会の人たちは誰もいないようだ。

仕方ないから釣りをしながら参加者を待つ。ブルーが釣れてくる。

 

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タナゴも釣れる。全部シロヒレタビラだった。婚姻色が残る個体も釣れた。

せっかく釣り上げたタナゴを目の前で観れるチャンスなのに、参加者はまだ来ない。

「タナゴを見る会」の参加者は来なかったが、「ブルーを食べる会」の野良猫はやって来た。

釣りをする私が見える位置に座ってブルーが釣れるのを待つ。とても可愛い。

 

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野良猫に写真撮影を頼んでみたが、場所をすっと移動する。恥ずかしがりやみたいだ。

しかし、釣りを続けてるとまた近くに来てちょこんと座って待つ。

待たれると意外とブルーは釣れず、外道や最近多いフナばかりが釣れる。

最後の最後で2匹目のブルーが釣れた。ビッグサイズだ。猫も嬉しそうだった。

 

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どうやら「タナゴを見る会」を開催している水路は、別な水路みたいなので移動する。

倉敷市内の別の水路にやって来た。細めの用水路だが魚影はそこそこある。

ここにも参加者の姿は無い。まあ、釣りをしてればそのうちやって来るだろう。

しかし、用水路に千人を超える参加者が並んで水路の中をじっと眺めるという姿は、

想像するとなんともシュールな絵だなと思う。

 

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仕方なく釣っているだけなのにヤリタナゴがアホほど釣れてくる。

新子のヤリタナゴが多いのだが、大人のヤリタナゴもそこそこ釣れる。

釣りをしていると自転車に乗ったおじさんがやって来た。参加者だろうか?

おじさんは水路を指さして「魚・・小魚が・・うんうん」と言ってどこかへ行った。

どうやら参加者ではないらしい。

 

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タナゴを見る会の参加者は最後まで誰も来なかったが、タナゴはたくさん釣れた。

カネヒラが1匹。アブラボテが3匹ほど。あとは全部ヤリタナゴだった。

おそらく100匹近く釣れたと思う。7割くらいは新子だがなかなか楽しめた。

 

結局タナゴを見る会には参加することができなかったが、また来年がある。

桜を見る会は来年は中止だが、タナゴを見る会は毎年開催される予定だ。

来年も招待状が届くように、日頃の外来魚駆除活動に一層励みたいと思った。