趣味はと聞かれればブルーギルと答えます
タナゴ釣りをしていると最も厄介な存在は間違いなくブルーギルだろう。
仕掛けを引きちぎって逃げるし、タナゴ針がその引きの強さに耐えられない。
今までいくつ針を持っていかれたか数えきれないほどだ。
今日もまたその厄介者がうようよ居る水路へ行く。
厄介者がうようよ居るのに何故その水路へ行くのか?それは彼らが釣れるからだ。
綺麗な個体のシロヒレタビラだ。
今日もブルーギルを数匹捌いたのち、シロヒレタビラが釣れてきた。
しかし、この用水路の主は奴らだ。「ブルーオブヨウスイ」。用水路の青と人は呼ぶ。
なんだか井上陽水のニューアルバムのタイトルみたいな異名だ。
そのブルーオブヨウスイを捌くために、今回、ちょっと工夫をしてみた。
仕掛けを変え、針は市販のタナゴ仕掛けの予備針を使う。どうせ他に使い道がない。
タナゴ仕掛けの予備針にエサを大きく付けて、仕掛けも太めに変更して厄介者を狙う。
するとなぜかシロヒレタビラが釣れてきた。
ちょっと大きめの針なのだが、なんとか口に収まったみたいだ。
その後は順調にブルーギルが釣れ上がってくる。少しでも数を減らしたい。
頑張った。針を計5本失いながらもブルーオブヨウスイを11匹釣り上げた。
このポイントには推定で50匹くらいの大きめのブルーが潜んでいる。
少しでも数を減らすことに成功した。
何度かこれを繰り返してたら、いつの日かきっとシロヒレタビラの楽園になる。
タナゴそっちのけでブルーギルに夢中になってしまった。
タナゴは4匹のみ。シロヒレタビラ2匹、カネヒラのメス、ヤリタナゴだった。
ブルーギルなんかを狙って釣るのは子供の頃以来だ。なかなか楽しめた。
しかもグルテンで釣ることができる。いい時代になったものだ。
用水路の厄介者を処理して気分も上向いたところで、場所を移動する。
倉敷川にやって来た。ここではちゃんとしたタナゴ釣りをする。
相変わらず水は汚い。水量はやや少なめ。流れはほぼ無い。
おそらく見えてる魚影はヤリタナゴだろう。さっそく竿をだす。
簡単にヤリタナゴが釣れてくる。倉敷川にしては綺麗なオスだ。
今の時期、ちびっこヤリも多いが、おとなの個体もそこそこ釣れる。
先ほどまでのブルーの強烈な引きではなく、タナゴ特有の引きを満喫する。
数十分ほど釣ってみた。唯一カネヒラのメスが混ざったが、ヤリタナゴばかりだった。
ヤリタナゴしか釣れないので場所を移動する。
日没まではまだ時間がある。
倉敷名物の右折渋滞をかき分けながら大きく場所を移動。
細めの用水路で釣ってみる。水量はかなり少ない。
本格的に用水路の季節は終わろうとしている。ただ魚影はそこそこある。
釣れてくるのはチビボテとチビヤリが多い。
そろそろ日没なのでここらで終了。アブラボテとヤリタナゴがほどよく釣れた。
今日は満遍なくいろいろと釣れた。でも、なんといってもブルーギルだろう。
ちょっとあの強烈な引きが癖になりそうだ。
ブルーギル釣りが趣味になってしまう日も近いかもしれない。
今日ブルーギルの数を減らした水路に、もし明日行ってみたらどうなっているのか?
そんなことを考えているとワクワクして眠れそうにない。