人類と虫たちの100日間戦争

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我が家の家庭菜園の8月中旬頃の様子。夏野菜では唯一勢いがあるのはピーマンだ。

トマトはほぼ収穫済で終了。ゴーヤは暑さで停滞気味。白大豆は実が成長中。

ピーマンは収穫期間が長い。灼熱の時期はやや停滞するが、盆を過ぎると盛り返す。

そして10月いっぱいまで収穫することができる。

 

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そんなピーマンにこの時期必ず異変が訪れる。

このプランターの株は萎れている。水を吸わなくなってしまっているのだ。

原因はコガネムシの幼虫。異変に気付いた時には時すでに遅し。数日で枯れてしまう。

 

我が家の家庭菜園には毎年6月ごろから9月ごろまで様々な害虫がやってくる。

それらとの戦いが100日間ほど続く。もはやこれは戦争だ。

 

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カメムシやネキリムシやその他謎の害虫などは見つけ次第人力で駆除する。

難しいのはコガネムシとカナブンの幼虫だ。カナブンの幼虫は益虫という意見もある。

しかし、壊滅しないまでも、細い根などは食べてしまうので駆除したほうが無難。

初夏に土がふかふかになってきたらそれが合図。少しほじくれば9割がた駆除できる。

難しいのはコガネムシの幼虫だ。野菜が水を吸わなくなるまでわからない。

 

この戦いには毎年人類が負ける。卵を産まれたプランターの野菜は壊滅する運命だ。

しかし人類も黙っていない。人類の存亡をかけて、知恵をしぼりだす。

野菜は壊滅しても、コガネムシの幼虫が成虫になることができなければ、引き分けだ。

だから枯れた野菜を引っこ抜き、土の中をしらみつぶしに探り、幼虫を駆除する。

 

今この地球上で人類が繁栄を謳歌できているのは、地球の片隅で昆虫と必死で戦い、

引き分けに持ち込んでいる勇敢なおっさんが居るからだということを、

我々人類は忘れてはならない。

 

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こちらは2つあるビオトープの1つ。これをお盆の猛暑の中リニューアルした。

約8年ぶりに底面の砂と土をすべて出し、洗い、深さを従来の倍近くに設定した。

理由はタナゴをこのビオトープで越冬させやすくするため。

従来はメダカ用の深さだった。メダカもタナゴもある程度は越冬するのは確認済。

しかし数は減る。春まで生きているのは3割ほど。その率を上げようという試みだ。

 

水量は水槽でいえば90センチ水槽と同じくらいあると思われる。

ここに数百匹のミナミヌマエビとバラタナゴ20匹とカネヒラ5匹を投入した。

なんとか越冬はしそうだが、エサ時以外は全く姿を見せないので、つまらない。