ビオトープとメダカの稚魚
ビオトープではメダカの稚魚とミナミヌマエビの稚エビがたくさん発生している。
メダカの稚魚はすくって発泡スチロールの箱に移す。
ミナミヌマエビの稚エビはそのまま放置だ。稚エビだけで数百匹誕生している。
水槽の中のミナミヌマエビは卵を抱いたメスをできるだけ発泡スチロールの箱に移す。
水槽にはタナゴがいるので稚エビが食べられないようにするためだ。
ビオトープには親メダカがいるが、隠れるとこだらけなので放置するようにしている。
ビオトープのだいたい3分の2くらいは水草のスペース。ここに稚エビたちはいる。
あとの3分の1はメダカ達のスペースだ。
そこには太陽光が常に当たっているので水中でネジレモが芽吹いている。
毎年冬に枯れて、春に芽吹き、夏にはビオトープ全体に広がる。
何年も自然に繰り返されるサイクル。
8年くらい前にたった3本植えただけなのにこの有様だ。生命力おそるべし。
こちらはメダカの稚魚を移す発泡スチロールの箱。卵を抱いたメスエビも少しいる。
自然の川の水、ビオトープの水、別の発泡スチロールの箱の水などを混ぜた状態。
ここにメダカの稚魚をビオトープからすくって入れる。そして放置。
エサは一切与えていない。とことん放置。でもすくすくと育っている。
不思議だ。おそらく何かの微生物を勝手に食べているようだ。
ミジンコも大量に発生しているが、まだミジンコを食べるほど大きくなってはいない。
人の目に見えない何かを食べている。自然って不思議だな~と思う。
メダカの稚魚は何を食べているかわからないが、稚エビはコケを食べている。
人工のエサでは大きくならないが、コケを食べて育つとかなり大きくなる。
これも自然の不思議なところだ。
人の手であれこれするよりも、自然の力を借りて、あとはとことん放置する。
これが一番だ。人間ができることは安らかに見守ることくらいしかない。