真冬のシロヒレタビラとヤリタナゴ

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今日も一人の釣り馬鹿がタナゴ釣りに出掛けた。天気はよくない。そして寒い。

寒いので車で倉敷の市街地に行く。バイクだと便利だが、車だと渋滞がしんどい。

だからあまり移動せずにブルー水路一か所でじっくりブルーを釣ろうと思っていた。

しかし、ブルー水路に着き水路を眺めると、そこには無数の外道の群れが泳いでいた。

 

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数百匹かそれ以上の群れだ。一応竿は出してみた。当然入れ食いになる。

群れの正体はアブラハヤだった。フナが1匹釣れただけで、後は全てアブラハヤが釣れる。

肝心のタナゴやブルーの気配すらない。20分ほど釣ってみたが諦めた。

猫が姿を現す前にそそくさとその場を離れる。渋滞の中、場所を大きく移動する。

遠く離れた水路にやってきた。ほぼ止水の用水路。シロヒレが居そうな雰囲気。

 

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当初の計画はまるつぶれだ。時間もだいぶ損した。夕暮れまで1時間くらいしかない。

いそいで竿をだす。すぐにアタリはあった。小さいアタリだがかろうじて合わせれた。

いきなりシロヒレタビラが釣れ上がる。小さい個体だ。新子だろう。

どうやらメスっぽい。透明感があって美しい。

 

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ヤリタナゴも釣れてくる。こちらは中型サイズのオスだ。

最低でもこれくらいの大きさの個体を釣らないと、釣った気がしない。

しかし、この水路は小さい新子が多いらしく、小さなアタリに四苦八苦しながら釣る。

もちろん外道はタナゴより多い。特にモツゴが多いみたいでタナゴの3倍は釣れる。

 

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小さなアタリを適当に合わせていると。極小サイズのヤリタナゴが釣れ上がる。

釣れたというより引っ掛かっただけだ。針はヤリタナゴの顎に刺さっている。

このアゴタナゴがあまりにも小さいので、オカメ釣りの人がよくやる撮影方法を、

ちょっと真似て撮影してみる。

 

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飽きない程度にシロヒレタビラは釣れてくる。こちらはオスだろうか。美しい。

釣りをしていると、自転車に乗った少年たちに「釣れてますか~?」と聞かれた。

実際にはそこそこ釣れてはいるのだが、「ぜんぜん」と首を横に振る。

すると「頑張ってくださ~い。ご健闘を祈りま~す」と励まされた。これぞ倉敷の風景だ。

 

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実際にはまあまあ釣れた。冬場で1時間ほどだからこんなもんだろう。

まずはヤリタナゴの集合写真。大きい個体も釣れたが、大部分は新子だった。

ヤリタナゴの新子釣りは、全く引かないので、いくら釣れても釣った気がしない。

一方、シロヒレタビラは新子でもそこそこ引く。微妙な違いがある。

 

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そしてこちらがシロヒレタビラの集合写真。大きめの個体も2匹釣れた。

この水路はややメスの比率が高いようだ。

ここらでウキが見づらくなってきたので終了した。

当初の計画はまるつぶれになってしまったわけだが、結果的にそこそこ楽しめた。

怪我の功名というやつだろう。

アブラハヤの大群に感謝しなくてはならない。