ツーリングに行くとそこには夏があった
やや気温は低めだが絶好の晴天のもとツーリングにいった。
岡山県中部の高原地帯の農道を走る予定だ。
全走行距離が170キロくらいのミディアムツーリング。
「かぐら街道」という名の長めの農道を目指す。
「かぐら街道」は県中西部の何もないところからいきなり始まる農道だ。
そのためわざわざ県道33号に入って北上する。
この県道33号はかなりのクルージング道路。渓谷をハイスピードで抜ける。
そうするといきなりかぐら街道の入り口が右手の山肌に現れる。
急な斜面を無理やり切り開いたかのような登り口だ。一気に高度を上げる。
高原地帯まで高度が上がるとあとは尾根を抜ける快走路が続く。
すれ違う車やバイクもほぼいない。貸し切り状態だ。
距離も長いので走りごたえがある農道だ。
青空の下、高原を駆け抜ける。
このかぐら街道の終点はこれまた意味不明な高梁川中流域の川べりに下りる。
意味不明な場所から意味不明な場所へと続くため利用者はほぼいない。
ツーリングのためだけに造られたかのような道路だ。
その後、高梁川を渡ってさらに農道と県道をつなぎ吉備高原を走る。
そして総社へ向かって高度を下げながら走ると再び高梁川に出る。
せっかく高梁川に来たのだから休憩がてら30分ほどタナゴ釣りをしよう。
総社のあたりの高梁川は昨年夏の豪雨でかなり魚達が流されたらしく魚影が薄い。
釣れたのはアブラボテと外道のみ。
いるにはいるが、数が少なく見える。探しても魚群は見つからなかった。
早々に切り上げ少し下流に移動。
そこではアブラボテが多く釣れるものの、シロヒレタビラのオスも釣れた。
婚姻色が出ている綺麗なオスだ。これで満足したため釣りは終了。
家路についた。