釣ーリング
5月5日、天気がいいのでバイクでツーリング。県中部あたりの農道を走る。
高梁川の川沿いを南下。ちょいと休憩がてら倉敷の酒津公園に立ち寄る。
この公園は高梁川から水を引いて倉敷の平野部の水路に供給してる場所。
取水口付近が池になっている。当然タナゴがいる。だから釣る。
ツーリングに小さな竿と餌だけ持っていけば休憩がてら釣りができる。
あまり装備が要らないのがタナゴ釣りの良いところだ。
バイクを止めてると「酒津公園の主」とおぼしきおじさんに声をかけられた。
「タナゴ釣りだったらあそこがいいよ」「最近はタナゴ釣る人が来なくなった」
などと教えてくださった。とりあえず教えてもらった場所で竿を出してみる。
30分ほど釣ってみた。いつものようにアブラボテが2匹だけ釣れた。
どこに行ってもアブラボテだ。私の腕ではアブラボテしか釣れないらしい。
ゴールデンウイークなので人も多い。子供が釣ってる周りで大はしゃぎ。
そのたびに魚が逃げていくので、ここらで釣り終了。
釣ったアブラボテをリリースしようとしてる時に初老の紳士に話かけられた。
魚を捕まえに公園に来たらしく、手作りの仕掛けをもっていた。
水槽で魚を飼いたいという。おそらく初心者らしい。
「それは釣れたんですか?」と聞かれたので「タナゴです。いりますか?」
と答えたら。大喜びで車からバケツを持ってきた。
本当に嬉しそうに「ほんとにいいんですか?いただいても」とおっしゃる。
個人的に全く興味ないアブラボテでこんなにも喜んでもらえるとなんだか恥ずかしい。
「アブラボテですよ」
そう何度も確認したが、どうやらタナゴが飼えることが本気で嬉しいらしい。
なんだか良いことをしたような気分で酒津公園をあとにした。
バイクで今度は高梁川本流にやって来た。よーし今度は大物を釣るぞ。
ここでも30分くらい釣った。本流だけあって大物が立て続けに釣れた。
バリバリの婚姻色が出た大物のアブラボテ6匹。
どうやら私にはアブラボテしか釣れないらしい。
釣れる瞬間は気持ちいいんですけどね。釣れ上がってがっかり。
「ま~たアブラボテか~」何度叫んだことか。
本日の釣ーリングこれにて終了。