家庭菜園の天敵コガネムシの幼虫の有効活用法
ピーマンの株が毎年コガネムシの幼虫に枯らされる。それは以前の記事で書いた。
その株の復活実験の様子も記事で書いた。その復活した株に、今、実がなっている。
通常、枯らされたプランターからコガネムシの幼虫を掘り出すと、当然駆除する。
実はこのコガネムシの幼虫には有効な活用法が二つある。
その一つは昨年に発見した。釣りの餌にするというもの。ブルーギルが釣れた。
もう一つはもう10年くらい前に発見し実験していた。それをご紹介したい。
野菜の植え替え時に、プランターや鉢の中に張り巡らされた根っこ。
この処理がややこしい。連作障害などの可能性もあるので根っこをできるだけ取り除く。
するとどうしても根っこのかたまりが相当量発生する。
捨ててもよいが勿体無い。この根っこを好む奴らがいる。彼らを利用しない手はない。
そこで登場するのがコガネムシの幼虫だ。
どうせ複数のプランターや鉢を掘り返せば、その何割かには奴らが潜んでいる。
30匹くらいは簡単に見つかる。これで準備完了。
先ほどの根っこのかたまり。それらをバケツにぶち込む。すぐバケツいっぱいになる。
そこに捕獲したコガネムシの幼虫を投入するだけ。あとは3週間ほど放置。
野菜の根っこが大好物なコガネムシの幼虫がせっせと根っこを食べてくれる。
その破壊力は半端ない。ピーマンの株をあっさり枯らすくらいだから楽勝だ。
一説によると、コガネムシの幼虫30匹の秘めたる力は、
「小林旭型赤いトラクター」3台分の耕し力と同等といわれている。
しかも放置してればよいだけなので楽だ。3週間後に根っこのかたまりがこうなる。
なんということでしょう。それはもう高級スイーツのホイップクリーム並のふかふかさ。
あの根っこのかたまりが、ふかふかの土に生まれ変わった。
あとは土だけ取り出して、幼虫を捨てればいい。お役御免だ。
注意点は、あまり長期間この活用法を続けないこと。
サナギになって、さらに成虫になってしまったら、人類の負けになるからだ。
どうせなら引き分けのまま終わりたい。