倉敷市内の用水路はどこでもタナゴが釣れるのだろうか?
天気が良い週末の昼下がり、恒例のタナゴ釣りに出掛けた。
倉敷市内の用水路をいくつか巡る。まずは倉敷市真備町の用水路にやって来た。
ご存知のとうり真備町は昨年夏の水害で、用水路などにも大量の土砂が流れ込んだ。
土砂は撤去されたらしいが全く魚影が無い。昔はたくさんのタナゴがいたのに残念だ。
かなり増水している高梁川を横目に見ながら対岸の倉敷市内に移動する。
ここは倉敷市内を流れるやや広めの用水路。水流はそこそこあるが水深は浅めだ。
するといきなりカネヒラのオスが食いつく。婚姻色が綺麗だ。
今の時期、カネヒラはどこでも釣れてしまう勢い。水流が速くてもちゃんと釣れる。
その後はやはり外道が釣れまくる。オイカワなどがエサに飛びついてくる。
エサを水の流れに落として、流れと共に3、4歩歩く。すると何かが食いつく。
それの繰り返しだ。水流がある用水路といえばやはり釣れてくるのはヤリタナゴだ。
あとはアブラボテも釣れた。あとは外道。タナゴの数倍は釣れてしまう。
30分ほど釣ったので場所を少し移動する。
ここは細めの用水路。流れはやや緩めだ。少し濁っている。
魚影は全く見えないのだが竿をだしてみる。
あっさりとカネヒラのオスが釣れた。やはり今の時期どこでも釣れてしまう。
この水路はカネヒラ率が高めの水路みたいだ。
なんだか恐ろしい顔した謎の魚が釣れてくる。
水面に上がってくる時は出血しているかのような赤。血を吐いた後みたいな顔だ。
あとで調べてみると大人のカワムツみたいだが確証はない。
ここでも30分ほど釣ったので再び場所を移動する。
2か所の釣果はカネヒラ多めに、ヤリタナゴとアブラボテといった内容。
倉敷市内名物の意味不明な右折渋滞の中、次の用水路を目指す。
お次にやって来たのは細くて浅めの用水路。魚影がそこそこあったので釣ってみた。
こちらから魚影が丸見えということは、魚からもこちらが丸見えということだ。
隠れるようにして釣るが、なかなか最初はアタリが渋めだった。
そんな中、シロヒレタビラが釣れてくる。薄く婚姻色があるのでオスだと思う。
まだ小さめの個体。一年目の個体だろうか。
その後は外道が連続して釣れる。
水草の近くにヒラ打ちを見つけた。エサを流す。
すると定番のカネヒラのオスが釣れてくる。本当にどこの水路でもヤツはいる。
その後、カネヒラが4匹くらい釣れたところで終了。
30分ほど釣ったので再び場所を移動する。
もうそろそろ陽が沈む。最後の用水路はやや水流が強めの細い水路だ。
水がやや淀んでいるところを狙って竿をだしてみる。
外道が多い。さらにブルーギルも釣れた。ギルがいるなら彼もいるのではないか?
やはりいました。シロヒレタビラが釣れてくる。たぶんオスだと思われる。
やはり夕暮れ時になると何故かシロヒレタビラが釣れる。不思議だ。
以前からシロヒレタビラが釣れるのは決まって夕暮れ時が多い。
さらに同じポイントでシロヒレタビラが釣れてくる。
これも薄く婚姻色が残っているのでオスだろう。
シロヒレタビラのオスは群れていることが多い。逆にメスは単独行動が多い気がする。
おまけで、シロヒレタビラのオスが群れている場所にはブルーギルも多い。
すっかり陽が暮れてしまったので、何が写っているのかわからない。
お後2か所の釣果は、シロヒレタビラが5匹と残りは全部カネヒラだった。
こまめに移動しながら倉敷市内のお初の用水路をいろいろ巡ってみた。
結果、倉敷市内の用水路はどこで釣っても簡単にタナゴが釣れてしまう。
これらの用水路の流れはすべて酒津の水門から始まる。
倉敷市内の用水路のポテンシャルは、そのまま酒津の水門のポテンシャルだ。
遠い昔、酒津の水門を造った古人は、間違いなく天才だと思う。