季節はずれのシロヒレ物語 2019 夏

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参考画像 鎌倉134号線

 

この物語には片岡鶴太郎も渡辺美奈代も登場しません。

もちろんユーミンのDESTINYも流れません。

当然、鎌倉も関係ありませんし、由比ヶ浜に行ったわけではありません。

おっさん世代だけ懐かしんでいただければ幸いです。

 

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実際に行ったのはタナゴ釣りだ。しかも倉敷市内の用水路。

明日からしばらく天気予報では雨。増水する前に夕方一時間ほどのタナゴ釣り。

別の場所に向かっていたが、通りすがりの用水路が普段より水量が少ないのを発見。

普段は流れがきつ過ぎて断念していた用水路だ。

 

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水流はそこそこあるものの、普段よりは浅め。透明度もまあまあだ。

外道たちの群れやデカいギルなどが見える。護岸をつつくカネヒラたちも見えた。

竿をだすとさっそくカネヒラが釣れてくる。大きめのオスだ。

その後は外道が連続で釣れる。

 

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側面を狙うと再びカネヒラが釣れてくる。綺麗なオスだ。

普通に流れに乗せるとやはり外道が釣れまくる。

外道を捌きながらヤリタナゴやカネヒラのメスなどをやっとのことで釣りあげる。

もの凄い引きでデカいブルーギルが掛かる。釣り上げた瞬間糸を切って逃げられた。

 

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新しい仕掛けをつけてやや深めにエサを流す。すると懐かしいクククッという引き。

久々にシロヒレタビラが釣れた。この時期婚姻色が抜けているため判断がつきにくい。

最初ヤリタナゴかと思ったらなんとシロヒレタビラのオスだった。

ここでカネヒラとヤリタナゴたちを写真に撮ってリリース。シロヒレタビラを狙う。

 

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なんと連続してシロヒレタビラが釣れてくる。色は落ちているが全てオスだ。

ここらで陽が暮れてきた。暗くなる前にとりあえず5匹まとめて写真をパシャリ。

しかしせっかく久々にシロヒレタビラが乱舞しているのだから引き続き釣る。

 

真夏の時期は、冷たい水を好むシロヒレタビラは生息場所を変えてしまっている。

だから一か月くらいどれだけタナゴを釣り上げてもシロヒレは混ざらなかった。

なんだか遠距離恋愛中の恋人に久々に会った気分。

 

もうウキが見えにくくなっているのに、その後もシロヒレタビラのオスばかり釣れる。

間に1匹デカいブルーギルを挟んで、連続で計5匹のシロヒレタビラが釣れた。

先ほどのものと合わせて全10匹だ。しかも10匹全てオスだった。

いい加減不審者に間違われそうなのでここで終了。

 

これだけシロヒレタビラが釣れれば来年の春は期待できる。

婚姻色をまとった春の再会を願ってシロヒレタビラたちを水路に放つ。

エンディングで失恋したヒロインを見送る片岡鶴太郎のようだ。

季節はずれのシロヒレ物語はここで終わる。

どこからともなくユーミンのDESTINYが聞こえてきた。