岡山県の河川のイメージカラー
前回の記事で岡山県の各河川にイメージカラーがあるということを書いた。
あくまでも個人的な印象を色で表したもの。この春のタナゴたちと共に振り返りたい。
まずは一級河川吉井川。「吉井スカーレット」だ。真紅のタイリクバラタナゴ。
他の河川よりも赤の発色が派手な印象。釣った直後は画像よりも赤い。
二級河川倉敷川は「倉敷シルバー」だ。最大勢力ヤリタナゴの印象が強い。
さらにメスの比率が非常に高い。おそらく8割前後がメスだ。
これは倉敷川から遡上する先の用水路群でも同様で、メスが大多数を占める。
時折りオスも釣れるのだが、足守川などと比べると婚姻色の発色が薄い。
よって旭川は「旭ブラウン」だ。当然アブラボテは、旭川での最大勢力でもある。
他の一級河川でも最大勢力はアブラボテなわけだが、それは言いっこなしだ。
よって笹ヶ瀬川は「笹ヶ瀬ローズ」だ。婚姻色の発色はやや落ち着いている印象。
ちなみに笹ヶ瀬川の最大勢力はブルーギル。次いでヤリタナゴが多い。
タイリクバラタナゴはその次といったところだろうか。
二級河川足守川の最大勢力はヤリタナゴだ。綺麗で中型サイズの個体が多い。
婚姻色の発色は岡山県内ではトップクラス。胸周りの赤色が印象的。
よって足守川は「足守レッド」だ。水面から上がってきた瞬間の赤がたまらない。
ちなみに足守川のヤリタナゴは約半数をオスが占める。
母なる川。一級河川高梁川に敬意を表して、高梁川は「高梁ブルー」だ。
最大勢力は当然アブラボテなわけだが、たまに釣れるシロヒレタビラが印象的。
夏に大発生するブルーギルの「ブルー」もこのイメージを構成する一因だ。
この春の婚姻色と共に各河川のイメージカラーを振り返ってきた。
ここで番外編。岡山県の南西部を流れる二級河川に里見川という汚い川がある。
タナゴは生息していないらしい。いつもバスクリン色(黄緑)に濁っている。
上流域にある工場群からの排水がどうやら原因らしい。
私の中ではずいぶん前から里見川のイメージカラーはバスクリンだ。
さしずめ「里見バスクリン」とでも呼ぼうか。