岡山タナゴ釣り紀行・春 ~砂川水系~
砂川は旭川と吉井川の中間を流れる二級河川だ。水源は県中部に発する。
タナゴに関しては未知な部分が多い川だ。昔ガサったことがあるが不発に終わった。
調べてもあまりタナゴ釣りでは砂川の名は出てこない。(バス釣りでは有名)
まずは周辺の水路を探索する。数は少ないもののヤリタナゴの姿は確認できた。
問題は砂川本流だ。水が汚い。百間川に接続し、その百間川が水門を閉じているのが原因。
魚影はまったく確認できない。いちおう竿をだしてみる。水の流れはほぼ無く、止水だ。
15分ほどアタリすらない。やっとアタリがあり合わせるとモツゴが釣れた。
どうやら砂川本流にはタナゴは居ないようだ。さすがに水が汚なすぎる。
さらに無駄に時間が流れた。さすがに諦めようと思っていた時、ウキが沈み込んだ。
竿をあげる。驚いて声が出てしまう。シロヒレタビラが釣れてきた。
しかも美しい婚姻色をまとったオスだ。まさしくそれは奇跡の瞬間だった。
その後も釣ってみたのだが、そもそもアタリが無さすぎて心が折れるレベル。
先程のシロヒレタビラがいかに奇跡だったかが判る。
スジエビなんぞが釣れてるようじゃ、よほど魚が居ないということ。
しかしながら、砂川にも細々とタナゴが生息していることが判った。
いつかまた機会があったら釣りにきてみよう。