台風が過ぎ去った。まだ風は残っているが空は晴れている。
のっそりと昼下がりにタナゴ釣りに出掛けた。もう癖になっている。
他にすることはないのか?はいありません。だからタナゴを釣りに行きます。
総社市内のお初の水路をいろいろと探索してみる。
どこも台風後なので水量が多い。流れが速い水路ばかりだ。
そんな中、良さげな水路を見つけた。ほぼ素掘りのような水路だ。
かなり流れは速い。透明度は高く、たくさんの魚影が見える。竿をだしてみる。
すると、いきなり釣れてきたのはシロヒレタビラだ。透明感があって美しい。
流れがあるのでヤリタナゴも釣れてくる。これも綺麗な個体だ。
あまり外敵がいないのだろう。傷一つ無い。
倉敷川のヤリタナゴに教えてあげたい。ここら辺の水路は外敵が少ないってよ。
傷つきぼろぼろのヤリタナゴたち全員で引っ越してくればいいのに。
その後も綺麗な個体のシロヒレタビラが釣れてくる。
水温が下がり過ごしやすくなったのだろう、いろんな場所で出会えるようになった。
その反面、夏の王様カネヒラの姿が見当たらない。
どこに行ってしまったのだろう。捜索願を出したほうがいいくらいのレベルだ。
続けて釣れてきたのは凄く小さいシロヒレタビラだった。
おそらく新子だろう。画像ではわかりづらいが3センチ弱くらいの個体だ。
アラコレタビラがいるということは来年の春は期待できる。
大きく綺麗に育てよ。そしてたくさん恋をしろ。青く染まれ。私が釣り上げてあげるから。
ちょっと釣りにくかったので数は少なめ。
シロヒレタビラ、ヤリタナゴ、アブラボテがバランス良く釣れた。
場所を移動する。水流があまり速くない水路を探す。
あと捜索願を出したカネヒラの安否も気になる。
さまよっていると、ほぼ止水の用水路を見つけた。ダメもとで釣ってみる。
ヤリタナゴは普通に釣れてくる。カネヒラの姿もちらほら水中に見える。
オスは釣れなかったがカネヒラのメスは釣ることができた。
少しゴマつきの個体だ。とりあえずカネヒラの安否は確認された。
あとはヤリタナゴばかりが釣れる。最近ヤリタナゴ率が高い。
ヤリタナゴを10匹ほど釣ってるうちに日が傾いてきたのでここらで終了した。
台風の翌日の割にはまあまあだろうか。
最初の水路で釣っていたとき地元の釣り好きのおじさんに話かけられた。
素敵な素掘りのような水路なのだが、近いうちに護岸工事が決定してるとのこと。
タナゴが減らなければいいがな~と思う。
頑張れタナゴたち。その時まで絶対に生き抜くんだぞ。私が釣り上げてあげるから。