九州遠征2019。佐賀ニッポンバラタナゴの聖地の落日編

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九州遠征2日目。夜明け前からニッポンバラタナゴの聖地を車で走り抜ける。

佐賀県は純系のニッポンバラタナゴの生息地が数多く存在する聖地だ。

純系のニチバラ探しには何度も訪れている。佐賀県では10か所以上発見している。

しかし最後に訪れてから4~5年ほど経過している。変わってなければいいが・・。

 

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まず早朝に訪れたのは岡山で出会ったタナゴ釣りの人に教えてもらった秘密の場所。

静かな農村に細い用水路と広めの用水路が混在している。

教えてもらっただけではなく下見にまで行ってもらっている。だから気合が入る。

まずは様子見に竿をだしてみる。

 

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フナが釣れた。というかフナしか釣れない。連続でフナが釣れる。これは困った。

場所を細めの水路に移してガサってみる。ライギョとクチボソしか捕れない。

竿をだすが、反応は無い。再びガサるがまたまたライギョが捕れる。本格的に困った。

時間に余裕がないので2時間くらい粘ったものの諦めた。場所を移動する。

 

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こちらは以前、ニッポンバラタナゴ(おそらく純系)とカゼトゲタナゴが居た水路。

魚影はある。竿をだすが、クチボソばかりが連続で釣れる。

ガサってみても結果は同じ。クチボソしかいなくなってしまっている。

たった4~5年でこの有様だ。聖地どうした。場所を移動する。

 

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この水路はこの写真の部分より下流方面が全面護岸工事されてしまっていた。

この4~5年の間の出来事だ。それはグーグルマップで確認して知ってはいた。

ここはかなり良質なニチバラ(おそらく純系)がうじゃうじゃ居た。

今や魚影は無い。唯一ヘビが水中に居て顔だけ水面に出しているのが確認できた。

 

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次々にニッポンバラタナゴの生息地が死んでしまっている。残念だ。

その後は当初の予定どうり連続して新規ポイントの開拓。6か所ほど回る。

この水路は魚影は多い。竿をだすとすぐにオイカワが釣れてくる。

それから意味不明なオイカワ祭りが始まる。ガサっても結果は同じだった。

 

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この水路はブルーギルがアホほどいた。見える魚影は全部ブルーギルだ。

その後も行く水路は全てお目当てのニッポンバラタナゴには出会えなかった。

佐賀県でのポイント探しの場合、筑後川嘉瀬川、多布施川の水系は避けている。

かなり昔の段階でタイリクバラタナゴとの雑種化が確認されているからだ。

 

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あまりにもニッポンバラタナゴに出会えないので以前から知ってる場所に移動する。

田園地帯の水路だ。ここでガサってやっとニチバラの新子を20匹ほど確保する。

お持ち帰り用だ。お持ち帰りするなら新子がいい。元気だし翌年の繁殖が楽しめる。

毎回わざわざ暑い8月に遠征しているのは、この新子がガサりやすい時期だからだ。

 

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最低限の目的はクリアしたので、近くを流れる細い川で釣りをしてみる。

カネヒラが釣れてくる。というかカネヒラだけが釣れてくる。真夏だけある。

この時点で時間は14時過ぎ。灼熱地獄だ。だんだんと頭が痛くなってきた。

熱中症の疑いあり。念のため早めに福岡方面に移動する。

 

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久留米インターを目指して走る。しかし目の前には雄大筑後川が流れている。

筑後川本流で釣りをしたくなった。頭痛で意識がもうろうとする中、竿をだす。

しかし、アタリはあるものの何も釣れない。

意識がもうろうとしているのでセボシタビラを釣った幻をみる。

 

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ふらふらと場所を移動。帰ればいいのに本当に馬鹿だ。

久留米の田園地帯の水路にやってきた。ふらふらと竿をだす。何も釣れない。

ふらふらと久留米インターチェンジに向かう。無駄に祭りの交通規制で混む。

やっとの思いで高速道路に。この後は記憶がない。

 

真夏の遠征は危険だ。くれぐれもご注意くださいませ。

今度は春に釣りを楽しむために来てみたいと思った。熱中症の心配もないですしね。

春に婚姻色をまとったニッポンバラタナゴとセボシタビラを釣ってみたい。

タナゴの聖地九州。またお会いしましょう。